会社変遷

すべては、
       『学校の手伝いをしてみないか?』
                     と中野藤吾先生のお話で始まった。

昭和27年、[旧制]立川専門学校、附属英語学校(のちの都立(立川)短大
現在は首都大学東京へと移管(都立曙グラウンドに))を設立された中野藤吾先生から
お声をいただく。
当時の名称は『井上商事サービスストア(代表:井上卓司)』。
教科書の販売から始まった取扱品目は、徐々に文具、事務用品へと広がり、
専門学校への納入実績を足がかりに多くのお得意様にも恵まれる。
学生さんのための店舗も開設され、書籍、文具等の学用品が陳列された。

昭和30年、取扱品目の増大により、『井上商事有限会社』に社名変更。
教材の取扱が減少する中、文具、事務用品、事務機器の販売が主力となる。
代表の機械好き、新しい物好きの影響で当時三多摩地区では珍しくタイムレコーダー、レジスター、計算機、コピー機(当時はまだ青焼き!!)といったOA機器の販売に力を入れ、地域に根ざした販売店として着実に成長を重ねていく。
店舗では併設された売店でバターたっぷりのコッペパンや三角紙パックの牛乳などが販売され、近隣の生徒、学生さんたちのちょっとしたオアシスにもなっていた。
長いお付き合いのお得意様、ご近所様には懐かしい風景として記憶されている。

昭和43年、『井上商事』の名称だと、何を販売しているか分からないとのお得意様からの御指摘を多数受け、『井上事務機事務用品株式会社』に社名変更。
井上利作が代表となる。教材の取扱はほぼなくなり、本格的に文具、事務用品、OA機器の販売会社となる。
ここでも当時最新のオフコン、ワープロ、ファクシミリ、コピー機等の販売で実績を重ね、三多摩地区の販売店としての地位を確立した。時代の流れとともに店舗は閉鎖された。

平成11年に代表が現在の井上正則となる。取扱商品もより多様となり、IT化の波にもまれながら、従来の「Face to Face」の販売スタイルを崩さず、多くのお得意様に恵まれて今日に至る。
 平成24年にストア時代がから数えて創業60周年をむかえる。